フリクション、コンディション、モチベーション。
小川山 2016.4.19
小川山合宿2日目。
朝から快晴、空気は澄んでいる。
部屋からの景色。
朝風呂でさっぱりして7時頃に町田市自然休暇村を出発。
お世話になりました。
15分ほどで廻り目平到着。
近い。
おぉ…
前日下部のムーブを作っておいた静かの海から触らせてもらう事に。
パリパリでコンディション良好。
静かの海、マントル突入中。
何度もマントルに入るも、どうにも身体が入り切らずに落ちまくる。
リップに上げた左足が抜けまくり、
膝ぶつけたり脛ぶつけたりしてる間に陽が当たってきてあっという間に朝のフリクションタイム終了。
8時を過ぎると陽が当たり、持てていたリップのホールドがヌメッて全然ダメ。
朝一のチャンスを決めきれず。
第一ラウンド終了で、神無月触ってみたり上弦触ってみたり。
上弦はとにかくヨレる、後半のクラック最上部からの一手が出ずに敗退。
上弦かっこいい。
昼前になるとどの岩も太陽にヤラれて、ほっかほかで登れたもんじゃない。
ので…
まだ行った事のない屋根岩ボルダーの探検へ。
不可能スラブから斜面を上っていくと直ぐでした。
(マット担いで上がるのはしんどいと思われる。)
皐月/初段、花豆/初段
残雪/1級
大晦日/初段
初段クラスは超しんどそう。
アベレージがワングレード上がったら触ってみようかな。
極め付けは…
ラウンドミッドナイト/二段
右側の白い面がそう。
超絶かっこいい。
室井さんが登ってる写真が昔のロクスノに載ってて、ずっと気になっていた課題。
ラウンドミッドナイトを登る室井氏。
高くてホールドはガビガビで痛そう。
四段くらい登れるようになったらトライしに来ようと思います。
これをノーマットで登る室井さんは、やっぱ振り切れている。尊敬。
左面のザ・ホース/2級も面白そうだった。
これもきになる。
探検を終えて昼寝。
爆睡ヨウたん。
この後、夕方涼しくなるまでひたすらダラダラ。
昼寝したり、ストレッチしたり、昼寝したり。
おがちゃんは1人で下のエリア行って、きっちり初段一本登ってきてました。
つよー。
16時くらいに涼しくなってきたので第二ラウンド開始!
上弦をトライするやちさんとマットをシェアしながら、交互にトライ。
気温が下がり次第に良くなっていくフリクション。
反比例するように次第に悪くなっていく身体のコンディション。
そりゃそうだ、
外岩2日目の夕方、流石にヨレは隠せない。
足上げの際の上体の引き上げが弱くなってしまい、なかなか良い角度で左足が置けない。
それでも上がり続けるモチベーション。
不思議とプレッシャーや焦りはあまり感じず、平常心で課題と向き合うことが出来ていた気がする。
ただ一心に登りたいと強く思って、頭の中で何度も動きをイメージ、イメージ、イメージ。
既にこの課題を登っているおがちゃんにアドバイスをもらい、足の位置やマントル返すときの手の向きを色々と試してるうちに…
登れました。
ついに静かの海完登。
▲静かの海 三段
マントル返した後のスラブは思っていたほどじゃなく、多少慎重にはなったけど割とスムーズに上がれたと思う。
一回ズリってなったけど 笑
スポットしてくれてたみんなは怖かったと思う。笑
ありがとーー!
マントル返して手に足をした時に指踏んでて、
中々抜けなくて焦りました。笑
焦って抜こうとするとバランス崩すから慎重に、慎重に。。
なかなか指が抜けない。笑
仲間のサポートのお陰で、
充実感のある良いクライミングが出来ました。
みんな本当ありがとう!
チッピング疑惑の上がってるこの課題、壊される前はどんだけ悪かったんだろうか。
課題を壊して岩の上に立つことに何の意味があるんだろう。
岩を自分に合わせる弱いクライマーにはなりたくない。
自分自身を鍛えて岩と全力で向き合い続けたいな。
全身擦り傷だらけの所に、さらに小作のほうとうで口の中まで火傷でダメージを負い、二日間の小川山合宿終了。
ご褒美の鰻丼セット✨
泊まりの岩は楽しいなあ。
宴会とかしちゃうから食べ過ぎちゃうのが難点ではあるけど、たまにはいいな〜
おがちゃん、やちさん、ヨウありがとーーーーーーー!
小川山はシーズン終わりかけって感じだけど、
もうちょい行きたいな。
この先もワクワクが止まらない。