Rampage Day4
Rampageを登ることが出来た。
僕にとって御岳の蜥蜴に続く二本目の四段だ。
クライミングに関しての目標は沢山あるのだけど、「派生(リンク物)では無い単独の四段を登る」という一つの目標が達成できて嬉しい。
小川山に通い始めた当初、僕はまだ1級が登れるか登れないかそのくらいのクライマーだった。
ヴィクター岩を訪れRampageのラインを見た時、「こんな所登れるわけがない、意味がわからない」と素直に思ったのが懐かしい。
ホールドすら認識できなかった記憶がある 笑
ただ、何となく、この岩の上に立てたら気持ちいいんだろうなとぼんやりと思っていた。
クリスシャーマの置き土産を室井さんが初登したこのRampage。
Rampageという名前とは裏腹に、マントルでは自身を繊細に岩とフィットさせていき絶妙なバランスを要求される秀逸なラインで、
岩の見た目、内容共に本当に素晴らしいと思う。
(荒々しさどこいった)
この日は合計五回のトライで意外にもあっさりと決着がついた。
前回リップ取りに始めて成功、マントルに苦手意識はあまりないので何となく登れそうな気はしていたものの自分でも驚いた。
「思い切り」と「バランス」が必要なマントルで、
コツを掴んでしまえば何度でも返せる系だと思うので正直難しいのかよく分からない…。
(完登後に、リピートでもう一回返せた)
この前金環蝕や大晦日を登った時にも思ったんだけど、保持力任せでは無く、良いポジションに入って動きで対応する力が上がっている気がする。
良い傾向だー。
保持力弱いマンなので、保持力も鍛えたら鬼に金棒になるに違いない。
(トレーニングキライだけど)
そういえば完登する直前にキメラの靴紐が切れてしまった。
「縁起悪っ!」と一瞬思ったけど、アプローチシューズから紐を入れ直しながら、実はあの瞬間にリラックス出来た気もする。
慌てるな!落ち着け!っていうメッセージだったという事にしておこう。
キメラは良いシューズ。
最近、花崗岩での立ち込みには抜群の信頼を寄せている。
2代目もそろそろ慣らさないと。
一緒に行ってくれた樋口夫妻と谷地さん、Rampageを一緒にセッションしてくれた皆さんありがとうございました。
この日は三連休の小川山なのに、ヴィクター岩はRampage以外やたら空いてるという謎の状況だったお陰で、集中してトライ出来ました。
珍しいこともあるもんだ。
帰りは御褒美ロビン。
ハンバーグカレー最高でした。
また食べたい。
小川山での次の目標は黄泉と冬の日!
のんびりぼちぼち頑張ります。
次はどんな景色が見えるかな。