謎は深まるばかり
SSK 2017.5.16
2日目
車中泊でもぐっすりと眠り、5時半頃お目覚め。
おがちゃんの到着が7時半頃との事なので朝活しにエリアへ向かう。
今日も新緑が気持ち良い。
前回間違えて違う岩を登ってしまったウーマンフロムトーキョーまで駆け上がる。
到着した頃には汗だくです。
リップからスラブ面にあるポケットまでデットするだけの課題。
スタンスが決まらず、手を出しては足が切れて届かないというのを3度ほど繰り返した所で、良い粒足を発見し完登。
ポケットというよりはガバでした。
気持ちよく移動〜。
さらにエリア上部へと上がりナルコレプシー。
こちらはFlash。
しばにぃが右に左に足振ってたな〜などと思い出しながら、ムーブを起こした。
ナルコレプシーを登り終えたところでおがちゃんとの待ち合わせの時間が近づいている事に気付き、猛ダッシュで下山。
駐車場までノンストップ!
到着した頃にはガックガクです。
おがちゃんと合流し、もう一度登山。
….もう疲れた。笑
朝活するんじゃなかった 笑
幻獣ガタゴンをサクッと退治してもらって、本日のメインアトラクションである大ハングへ。
まずはスタンドスタートの1級パートから。
掛かりの良いガバから踏みにくい足で出す遠い一手。
予想通り苦手な動き。
というか、相変わらず粒足を拾うのが下手過ぎる。
傾斜があるとなおさら〜
だけども、何度か出してたら2人とも止まった。
気持ちいい。
ただただ思い切り出したら止まった。
続いてSDから。
初手は、まあ大丈夫。
問題は2手目、すなわちスタンドスタートへの合流の1手ですね。
こちらは全然大丈夫じゃない。
かき込む力が足りないようで2手目を出した瞬間に左足が切れてしまいます。
触れてはいるけど止まる感じでは無い。
しまいには手を出し損ねてマット外に吹き飛び骨盤強打。
お尻割れなくて良かった…
あ、お尻は元から割れてるや。
おがちゃんは…
2手目を止めたトライでそのまま完登。
まじつえー。
お見事でした!!
その後、花崗岩連登2日目で皮の薄い指ではそんなに便数が出せず、あえなく敗退。
またフレッシュな時に再トライしに来よう。
Mr.Boo、牙王と回り赤不動。
こいつが面白かった!
まずスタートが悪い。
下地は整備されてるけど、少し転がると崖なので恐怖しかない。
恐る恐るヒール。
このヒールもコツが必要で、アキレス腱まわりがズタズタになりました。
一度ルーフ内に入り、また出て来る感じのラインで、ヒールとトゥをうまく使いながらムーブを起こします。
左リップを取る際に一度ヒールを解除しなくてはいけないのですがそこが悪く、ただヒールを解除するだけだとフラレに耐えれない。
おがちゃんは早い段階でトゥにする事で解決。
さすがや。
僕はギリギリまでヒールで、ズリズリ足ずらしたらなんか奇跡的にトゥに切り替わってそのまま登れた 笑
三ツ星!☆☆☆
山を下りながら色々触って、最後はたきちハング。
小ぶりながら傾斜がキツくて強度が高め。
ヨレた身体にはキツい
バラしたものの繋げられずでした。
宿題増えまくり😟
おがちゃんはというと、なんと全勝。
触った課題全て登るというね。
強すぎやでしかし!
初段×4、初二段×1、二段×2、二/三段×1だったかなたしか。
成果の出し方がエグすぎる。
強すぎやでしかし!
また登ろう!
おがちゃんが「もうすぐ通算200段なんだ〜」などと話しとったので、帰宅してから今まで何本登ったのか数えてみた。
集計結果↓
初段 101
初/二段 5
二段 31
二/三段 2
三段 7
196段
196?!
初段101本(゚ω゚)
二段は意外と少ない…
二段が初段の倍の価値がある訳ではないし合計の段数とか気にした事なかったんだけど、
クライミングを始めて4年と少し、こうして数字にしてみるとコツコツ積み重ねてきたものが見えて素直に嬉しいですね。
でも嬉しい反面、複雑な気持ちでもある。
いつだか小山田さんがブログで「そのグレードを理解するには50本くらい登らないと分からない」てな雰囲気な事を言っていたけど(細かい文脈は曖昧)、100本初段を登っても全くもって理解できない。
むしろどんどん分からなくなる。
ホールドやムーブの得意不得意や、気候や気温・岩質でも感じ方が全く変わって来るし。
1トライで登れるものもあれば、
3年間敗退し続けてるものもある。
謎は深まるばかり。
クライミングの楽しさを共有するためのシステムが、それ自体が弊害となって純粋に楽しめないものにならないと良いのだけど。
ジムでセットをしても、
甘くても文句を言われ、
辛くても文句を言われ、
適正かなという課題は概ねノーコメントだ。
やり甲斐あるわー笑
課題が生まれた背景や初登者の想いがもっともっと発信されるといいのかなあ。
数字じゃなく、ラインの内容を楽しめるクライマーが増えると良いですね。
自分はそうありたい。
ではまた。